ポーカーは性別や年齢を問わず、世界的に愛されているマインドスポーツの一種で、全世界の競技人口は1億人以上ともいわれています。そして、ポーカーは国内外で多くの大会が開催されており、世界中のポーカープレイヤーたちが名声と賞金を追い求める舞台として参加しています。そのなかでも、アジアで最も注目を集めるポーカー大会がAPT(Asian Poker Tour)です。この記事では、APTの魅力や参加方法、賞金情報などについて詳しく解説していきます。
APT (Asian Poker Tour)とは
APT(Asian Poker Tour)とは、アジアにおいて最大規模を誇るポーカー大会です。アジア各地でのポーカーの普及と成長を目的として、2008年に初めて開催されました。それ以来、APTはアジアのポーカーシーンにおいて確固たる地位を築き上げています。ここでは、APTの概要や魅力についてご紹介していきます。
APTはアジア最大規模のポーカー大会
APTは、規模、人気、賞金の大きさの三つの要因から、アジアで最も権威のあるポーカー大会として知られています。その規模はアジア全土をカバーするだけでなく、参加者数や賞金額においても類似のイベントと比較して圧倒的です。
APTには多くのプロプレイヤーたちが集まり、ポーカー界トップクラスの名声と莫大な賞金獲得を目指して奮闘します。また、大舞台での勝利はポーカープレイヤーたちのキャリアにおいて重要な転機となることが多いため、APTのタイトルは特に価値があるとされているのです。
APTが人気のポーカー大会である理由
APTは、フィリピン、韓国、マカオ、ベトナムなどのアジア全土での開催を特徴とし、年間を通して多くのイベントが開催されています。これまで80以上ものイベントが開催され、シーズンによって開催地域が変わるため、しっかりチェックしておきましょう。
また、APTは権威ある大会となっており、高額の賞金も用意されているため、一夜にして富と名声を手に入れられる可能性があることが、プレイヤーのモチベーションを高める重要な要因となっています。
さらに、APTには世界中からトッププレイヤーが参加するため、ハイレベルなゲームを体験できるのも大きな魅力のひとつです。海外のプロと対戦することは、ポーカーのスキルを向上させるうえで非常に貴重な経験となるでしょう。
海外のAPTとAPT JAPANは別物
日本では、APT JAPANというイベントも開催されています。こちらもAPTの名前を冠していますが、実は海外開催のAPTとは異なる独自のイベントです。
最も大きな違いとしては、まずAPT JAPANでは賞金が用意されていません。その代わり、参加者は海外で開催されるAPTの参加権を獲得することが可能です。さらに、海外渡航費や宿泊費、その他の経費を補うサポートマネーも提供されるため、APTへの参加が事実上無料となります。
日本では賭博行為が禁止されているため、APT JAPANは海外で開催されるAPTとは異なる運営方針のもとで行われているのです。
APTの過去大会でアーティストのGACKT氏が入賞し、話題に
歌手・タレントとして知られるGACKT氏は、過去にAPTに挑戦し、その実力を証明しています。2017年に韓国で開催されたAPTでは5位に入賞し、その前のマニラでも7位という素晴らしい成績を収めました。ポーカーは単なる運ゲーではなく、戦略と駆け引きが求められます。多数の挑戦者の中で2回もトップ10入りを果たすことは、余程のスキルがなければ困難といえるでしょう。
GACKT氏のこの実績は、APTへの注目度を一段と高め、2017年を境に日本のポーカー人口が増加したともいわれています。
APTの賞金
アジア全土はもちろん、世界中からポーカープレイヤーが集まるAPTには、豪華な賞金が用意されています。賞金額は年度や開催される地域によって異なるため、公式サイトなどで確認しておきましょう。なお、2020年に開催されたAPT台湾では、入賞者は以下のとおり賞金を獲得しています。
順位 | 獲得賞金 |
1位 | TW$725,200(約268万円) |
2位 | TW$483,400(約179万円) |
3位 | TW$336,000(約124万円) |
4位 | TW$242,700(約90万円) |
5位 | TW$181,500(約67万円) |
6位 | TW$140,100(約52万円) |
7位 | TW$111,200(約41万円) |
8位 | TW$90,600(約33万円) |
9位 | TW$75,500(約30万円) |
このように、APT台湾の優勝者は約268万円もの賞金を獲得しています。過去には優勝者に約1,600万円もの賞金が用意された大会もあり、その規模の大きさが理解できることでしょう。
APTの参加方法と参加費用
APT JAPANと海外で開催されるAPTは全くの別物であるため、その参加方法も大きく異なります。ここでは、APTへの参加方法などについて解説していきますので、出場を検討している方はしっかりチェックしておきましょう。
海外で開催されるAPTへの参加方法
APTの海外大会への参加は非常にシンプルです。特別な事前申請や国内での予選を勝ち抜く必要はなく、APT開催国のカジノやポーカールームを直接訪れるだけで参加できます。
受付デスクにて参加費を納めれば、基本的にはどなたでもAPTに挑戦できます。ただし、参加には21歳以上という年齢制限があり、身分証の提示やポーカーの基本ルールを理解していることが求められるため注意が必要です。
ポーカー初心者の方でも大会への参戦は許されていますが、ルールの知識が不十分なままの参加はあまり推奨できません。APTなどの主要なポーカー大会に参加する場合は、ある程度の経験を積んでから参加したほうがいいといえるでしょう。
APT JAPANへの参加方法
APT JAPANへの参戦を果たすには、まず国内のアミューズメントカジノやポーカールームで行われる「APT Challenge」というサテライトに参加し、上位入賞を狙う必要があります。
APT Challengeの予選を見事クリアすると、次はAPT Challenge本戦での戦いが待っています。そして、APT Challenge本戦で入賞することで、ようやくAPT JAPANへの参加権が得られるという流れです。
つまり、APT JAPANへの参加権を得るためには、APT Challenge予選とAPT Challenge本戦を勝ち抜かなければならず、海外で開催されるAPTよりもハードルが高くなっています。また、APT JAPANは必ずしも日本で開催されるというわけではありません。
道のりは険しいかもしれませんが、APT JAPANで上位入賞すれば、海外で開催されるAPTに、実質無料で参加することができます。APTと選手契約ができれば、さまざまなサポートを受けることができるため、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
APTの参加費用
海外で開催されるAPTは、イベントや開催国によって参加費用が異なります。公式サイトにて随時更新されるため、気になるイベントがある方はぜひチェックしてみてください。
また、APT JAPANでは賞金が用意されていませんが、参加費用も無料となっています。ただし、少額の施設利用料を支払う必要がある場合もあるため注意しましょう。
▼APT公式サイト
https://www.theasianpokertour.com/
APTに挑戦する前にポーカーアプリで上達を目指そう
APTへの参戦には、各国のポーカールームやカジノを訪れる必要があります。しかし、APTなどの規模の大きい大会で実績を残すには、確かな実力をつけなければなりません。もちろん、ポーカー初心者がAPTに挑戦するのも構いませんが、多くの時間と労力をかけて早々と敗退してしまっては悔しい思いをするでしょう。
そこで、APTなどのポーカーの大会に挑戦する前に、気軽にポーカーのスキル向上を目指せるのがポーカーアプリです。場所を選ばず、いつでもポーカーをプレイすることができ、無料で遊べるアプリも多くリリースされています。
以下の記事では、ポーカーのスキル向上におすすめのアプリをご紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
まとめ
今回は、アジア最大のポーカー大会であるAPTについて、概要や参加方法などをご紹介してきました。APTは年間を通じて開催しており、海外で開催される大会のなかではアクセスも便利です。ぜひとも今回の記事を参考にしていただき、アジアで最も名誉あるタイトル獲得を目指してみてください。
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