2025年6月から、ポーカーギルドのWebコイン制度が大きく変更されています。これまで店舗ごとにばらついていた付与ルールが本社一括管理に切り替わり、本人確認の強化やポイントとチップの区別も明確になりました。今回の変更により、プレイヤーの利便性や安全性が大幅に向上します。
本記事では、Webコインの具体的な変更点や取り扱い方法についてまとめました。これまでコインを使っていた方は「どう変わるのか?」、まだ使ったことがない方は「まず何から始めるのか?」を把握しておくことが大切です。ぜひチェックしてみてください。
そもそもWebコインとは?
ポーカーギルド社が提供する「ポーカーWebコイン」は、アミューズメントポーカー専用のデジタルポイント通貨です。Game IDというスマホアプリを使えば、コインの残高や使用履歴を手軽に確認できますが、これはあくまで実際のお金とは別の管理単位です。
このWebコインは、国内外のトーナメント参加費やアミューズメントカジノのリングゲーム(実際のポーカーチップ購入)などに使える便利な仕組みですが、現金への換金はできません。要するに、ポーカーに使う「ゲーム専用の預かり金」だと捉えるとイメージしやすくなります。
以前は「ポーカーギルドマイル」という名称で同様のポイント制度がありましたが、2025年1月1日をもってこのマイル制度は終了し、Webコインに完全移行しました。マイルからコインへの移行受付は2024年12月31日で終了し、以後は有効期限なくWebコインとして利用できるようになっています。
Webコインの基本的な使い方
Webコインは、ポーカーギルド社が提供する「アプリで管理できるポイント通貨」です。使い方はシンプルで、大会で上位入賞することで付与されます。また、Game IDアプリを通じてプレイヤー同士で送り合うこともでき、手数料は無料です。
付与されたWebコインは、リングゲームで使うチップの購入や、店舗イベントや国内トーナメントの参加費、さらに海外大会の渡航・宿泊費として使用可能です。ただし、領収書などの証明書を提出することが条件になります。
Webコインを支払いに使うときには、利用額に対して5%の手数料が上乗せされます(たとえば1,000コイン使用なら1,050コイン必要)。なお、プレイヤー間の送金は無料です。
Webコインは具体的に何が変わるの?
2025年6月より、ポーカーギルドによるWebコイン制度が大きく変更されています。まず、これまで店舗ごとにばらついていたコインの付与方法が、ポーカーギルド社へと統一されました。これにより、Game IDアプリを使えば、場所を問わずに同じルールで安心してコインが受け取れるようになります。
続いて、2025年7月下旬からは、Game IDアプリ上での電子本人確認(eKYC)が義務化されます。この制度により、未成年の利用防止や契約資格のあるプレイヤーだけが、Webコインを扱えるようになるのが特徴です。また、チップとWebコインが法律上きちんと区別される制度となります。
さらに、2025年9月下旬からは「認定リング」制度が導入され、ポーカーギルド社の認定を受けた店舗のみでWebコインが使用可能となります。安全で適切に管理された環境でプレイできることは、大きな魅力です。
なお、すでに2025年6月5日からWebコイン付与の統一が行われたほか、大会の渡航・宿泊費などの補助制度も始まっています。
- 国内大会:宿泊20,000円/泊・渡航30,000円/大会(月上限1,000,000円)
- 海外大会:宿泊50,000円/泊・渡航最大300,000円/大会
WSOPやEPTなどでは最大1,000万円まで申請可能
Webコインの注目ポイント
Webコインによるゲーム内ランキング制度
一部の加盟店では、Webコインを稼ぐ「ポイントランキング制度」が導入されています。たとえばアキバギルドでは、月間の成績に応じて50,000コイン+トーナメント無料参加券などが上位入賞者に渡される施策があり、獲得したコインでさらに報酬や権利を得られる仕組みが整っています。
単にコインが付与されるだけではなく、継続的な成果に応じた還元システムが設けられることで、Webコインは「日々の成績や努力に対する報酬」としても機能しているのです。
リングゲームの“仮想通貨化”実験
こちらも一部の加盟店では「Webコインリング」として、仮想通貨感覚でリングゲームを楽しむ試みが体験できます。バックでWebコインによる支払いができるだけでなく、勝利ポイントによる特典やリアルな物品(Apple Watch など)のプライズも設定されているため、プレイヤーにとって魅力的といえるでしょう。
Webコインをスマートに使うためのガイド
前述した変更点により、ポーカーギルド社は「信頼できる制度運営」と「選手支援の柔軟性」を両立する体制を作り上げつつあります。ここでは、Webコインの制度変更に対応するための事前準備や今後必要になるポイントをまとめました。
これからの活用方法
Webコインを利用するために、まずはGame IDアプリを取得しましょう。こちらは無料となっており、iOS/Android対応です、Webコインは、このアプリの中で管理されます。
Webコインの入手方法はシンプルです。リングゲームに参加するか、トーナメントで上位入賞すると、Webコインが付与されます。すべてGame IDアプリで完結し、受け取りに手数料はかかりません。
利用時には、支払い額に加えて5%の手数料が上乗せされる点に注意が必要です。そのため、コインを使う際は残高をしっかり確認しましょう。
また、2025年7月以降はeKYC(電子本人確認)が義務化される予定です。パスポートや運転免許などによる確認が必要となりますので、早めに登録しておくことをおすすめします。
さらに、2025年9月以降は「認定店舗」制度が本格的に稼働します。制度に準拠した店舗でのみWebコインが使えるようになるため、利用店舗がどう変わるかも事前にチェックしておくと安心でしょう。
今回のアップデートの意義と選手にとってのメリット
ポーカーギルドによる今回の制度変更は、これまで曖昧だったコインの流通や付与体制をきちんと整え、業界全体の信頼と健全化を目指す大きな一歩となります。プレイヤーにとってのメリットは、以下の通りです。
・安心してプレイに集中できる環境が整う
制度や運用が明確になることで、試合に集中しやすくなります。
・トーナメント挑戦への支援が手厚くなる
渡航費や宿泊費等の補助制度により、挑戦のハードルが低くなります。
・Game IDによる一元管理で混乱なく利用可能
どの店舗でも使えるという環境が実現されます。
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なお、GTO Wizardに関する詳細は以下の記事でも解説しておりますので、あわせて参考にしてみてください。

まとめ
今回は2025年6月から始まった、ポーカーギルドによるWebコイン制度の変更について解説しました。この変更により、これまで曖昧だった流通や付与ルールが明確になり、プレイヤーにとって安心で快適な利用環境が提供できるようになります。
今やWebコインはただのポイントではなく、価値のある通貨となりつつあるでしょう。これからWebコインを始める方も、すでに利用している方も、まずはGame IDアプリの導入やeKYC登録、認定店舗をチェックすることがおすすめです。Webコインをより活用していきましょう。
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