昨今のポーカー人口の増加を受け、世界中でポーカートーナメントが盛り上がりをみせています。莫大な賞金が用意されているトーナメントもあるため、入賞すれば一夜にして富と名声を手に入れることも夢ではありません。大規模なトーナメントはアメリカやヨーロッパなどで開催されることが多いですが、近年はアジアでも注目のイベントが開催されるようになりました。そのひとつが、ASPT(Asia Series Poker Tour)です。
ASPT(Asia Series Poker Tour)は、アジアを舞台にした国際的なポーカーツアーであり、世界中からトッププレーヤーが集まる注目のイベントです。本記事では、ASPT(Asia Series Poker Tour)の概要から魅力、主要な運営メンバー、賞金額、参加方法などを詳しく解説します。
ASPT(Asia Series Poker Tour)とは
ASPT(Asia Series Poker Tour)は、アジア最大規模のポーカートーナメントです。2024年1月には第3回大会が韓国のパラダイスシティで開催され、賞金総額は1億円以上に上りました。このトーナメントはアジアを代表するポーカー大会として位置づけられ、NLH(ノーリミットホールデム)だけでなく、PLOや2-7 (デューストゥーセブン)トリプルドロー、バドゥーギなど、さまざまなMIXゲームが提供されるのが特徴です。
第1回目は、2023年1月に韓国・仁川(インチョン)のパラダイスシティカジノで開催され、メインイベントの賞金総額は3億KRW(約3000万円)で、大会全体では10億KRW(約1億円)を超える賞金が用意されました。ASPTはアジア各地をツアー形式で回る予定で、台湾、フィリピン、ベトナム、カンボジアなどが次の候補地としてあがっています。そして、5年以内に1億円を超える賞金の大会を開催し、WSOP(World Series of Poker)に匹敵するアジア大会を確立することを目標にしています。
また、ASPT TAIWAN 2023は、台湾のAsia Poker Arenaで2023年9月1日~9月10日にかけて開催され、メインイベントの賞金はTWD7,000,000(約3,200万円)が保証されました。この大会では、バブルプロテクションキャンペーンが導入され、バブル(入賞まであと1人の時点で敗退)となったプレーヤーにはUSD 1,000のASPTバウチャーが返金される特典があります。
さらに、MIXゲームイベントやレディーストーナメント、朝から楽しめるMorning Turboなど、多彩なサイドイベントも注目されています。
ASPTはアジアのポーカーシーンにおいて重要な位置を占め、その規模や賞金額、多様なゲーム形式で参加プレーヤーに新たな挑戦と楽しみを提供しています。今後もアジア圏内でのポーカートーナメントの発展に、大きく貢献していくことが期待されているトーナメントです。
ASPT(Asia Series Poker Tour)の魅力
ASPT(Asia Series Poker Tour)は、アジア最大規模のポーカートーナメントであり、日本のトッププロポーカープレーヤーたちによって運営されています。この大会は「プレーヤーファースト」の理念を基に設計されており、参加者が緻密なトーナメントストラクチャーを体験できるようになっています。
特にミックスゲームのイベントが豊富で、プレーヤーの総合的なスキルが問われる点が特徴です。例えば、ASPT Korea 2024では10日間で85イベントが開催され、バイイン額も幅広く設定されているため、さまざまなタイプのプレーヤーが楽しめるようになっています。
くわえて、ASPTは参加者の快適性や楽しさを最優先に考えた大会運営を心掛けています。台湾で開催された第2回大会では、ファイナルテーブルにRFIDテーブルを導入してリアルタイムでのゲーム配信を行うなど、観戦者にも大会の魅力を届けています。また、トランプやチップ、会場の内装もASPT仕様にするなど、細部にまでこだわった演出が施されており、ポーカープレーヤーにとって忘れられない大会となるよう企画されています。
ASPTは、WSOPやWPTと並ぶ、世界中の憧れとなる大会をアジアにも作りたいという運営陣の想いから生まれました。「ひとりでも多くの参加プレーヤーに、たくさんの思い出を持って帰ってもらう」というコンセプトのもとで開催される魅力的なトーナメントとなっておりますので、気になる方はぜひ参加してみてください。
ASPT(Asia Series Poker Tour)を運営するプロポーカープレーヤー
ASPT(Asia Series Poker Tour)は、日本のトッププロが中心となって運営されているトーナメントです。ここでは、主要な運営メンバーについてご紹介します。
じぇいそる(Organizer)
じぇいそる(本名:矢倉高士)は、ASPTを運営する日本出身のプロポーカープレーヤーで、ラスベガスに拠点を置いて活動しています。2014年のWSOP(World Series of Poker)ではファイナルテーブルに進出(8位入賞)し、多数のトーナメントで入賞しているトッププロのひとりです。
また、2024年1月には、日本初となるリアルマネーを賭けたYouTubeチャンネル「【HLP】HIGH LIMIT POKER | ハイリミットポーカー」を開設。韓国・仁川(インチョン)のパラダイスシティカジノで、高レートゲームの様子を配信しています。なお、日本では賭博行為が禁止されていますが、こちらは海外のカジノでプレイしているため合法のゲームです。
日本人の高レートポーカーを見れる話題のチャンネルとなっているため、ぜひチェックしてみてください。
▼【HLP】HIGH LIMIT POKER | ハイリミットポーカー
https://www.youtube.com/@HIGHLIMITPOKER
木原直哉(Executive Director)
木原直哉は、ASPTのエグゼクティブディレクターを務める北海道名寄市出身のプロポーカープレーヤーです。東京大学理学部を卒業後にプロとして活動を開始し、2012年には日本人として初めてWSOP(World Series of Poker)で優勝。賞金$512,029(当時のレートで約4,000万円)を獲得しました。
また、このほかにも多くのトーナメントで高い成績を収めています。ポーカーの普及にも努めており、ポーカー関連の書籍やDVDも多数発表しているトッププロです。
余呉 葦織(Tournament Designer)
余呉 葦織は、10年以上プロとして活躍しているマニラ在住のトッププレーヤーです。日本人生涯獲得ランキングは9位(2024年2月現在)で、数々のトーナメントで入賞の実績があります。また「イオリ塾」というポーカー解説動画も投稿しており、教育やポーカーの普及にも貢献しています。
▼イオリ塾
ASPT(Asia Series Poker Tour)の賞金額
ASPT(Asia Series Poker Tour)は、アジア最大規模の賞金総額が用意されているイベントです。2024年1月に韓国・パラダイスシティで開催されたASPT KOREA 2024では、大会の賞金総額が1億円を超え、世界中から注目を集めました。
また、メインイベントで見事優勝を果たした森勝弘は、優勝賞金として41,343,000₩(約460万円)を獲得しています。さらに、ASPT KOREA 2024では10日間にわたって85個ものイベントが開催されているため、インマネできるチャンスが豊富に用意されている点も魅力といえるでしょう。
ASPT(Asia Series Poker Tour)の参加方法
ASPT(Asia Series Poker Tour)に参加するためには、公式サイトにて選手登録を行う必要があります。イベント当日の受付をスムーズに進めるためにも、参加する方は事前に登録を済ませておきましょう。
また、ASPTでは数多くのイベントが開催されており、参加費用もイベントによって異なります。2~3万円で気軽に参加できるイベントや、20万円以上のバイイン額となっているイベントまでさまざまなものがあるため、幅広いプレーヤーのニーズに応えられる仕組みです。ぜひ自分に合うイベントを見つけて参加してみてください。
▼選手登録
▼ログイン
まとめ
今回は、ASPT(Asia Series Poker Tour)の概要や賞金額、参加方法などについて解説しました。ASPTは、ひとりでも多くの方が参加したいと思えるよう「プレーヤーファースト」の精神で設計されたイベントです。日本でも徐々に人気が出ているミックスゲームも取り入れ、他とは違った体験ができるトーナメントとなっています。詳細やスケジュールについては公式サイトやSNSで随時更新されますので、本記事で興味を持った方はぜひチェックしてみてください。
▼ASPT(Asia Series Poker Tour)公式サイト
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