世界的に有名なポーカートーナメントには、一般の方が参加するのは難しいイベントもあります。その中のひとつが、Triton Poker(トリトンポーカー)です。世界一のハイローラートーナメントとして知られ、世界トップクラスのプロプレイヤーや経営者、投資家などが集まるハイステークスなイベントです。そこで、今回は世界中が注目するTriton Poker(トリトンポーカー)について、概要や参加方法、参加費用などについて詳しく解説していきます。
Triton Poker(トリトンポーカー)とは
Triton Poker(トリトンポーカー)は、非常に高額な参加費用が設定されている世界一のハイローラートーナメントです。2015年に、プロポーカープレイヤーであるポール・プア(Paul Phua)とリチャード・ヨン(Richard Yong)によって設立され、ハイローラーのプレイヤー向けに特別な体験を提供することを目的としています。
Triton Poker(トリトンポーカー)の第一回は、2016年にフィリピン・マニラにあるソレアリゾート&カジノで開催されました。そして、翌年にはマニラ、モンテネグロ、マカオの3つの都市で開催されています。
Triton Poker(トリトンポーカー)は、世界中のトッププレイヤーから注目を浴びるトーナメントへと成長し、ステファン・チドウィック(Stephen Chidwick)、クリス・ブリューワー(Chris Brewer)、ジャスティン・ボノモ(Justin Bonomo)、フィル・アイビー(Phil Ivey)など、名立たるプレイヤーが参加しています。
また、コロナ禍の影響によって2020年の開催は一時中断されましたが、2022年にはキプロスとマドリードで再開されています。なお、2023年のイベントはベトナム、キプロス、ロンドンで開催され、ゲームの様子がライブ配信されたことで注目を集めました。
Triton Poker(トリトンポーカー)の特徴
世界中から注目を浴びているTriton Poker(トリトンポーカー)には、以下のような特徴があります。
超高額な参加費用
Triton Poker(トリトンポーカー)の特徴として真っ先にあげられるのが、超高額な参加費用です。例えば、2019年に開催された「Triton Million for Charity」の参加費用は約1億6,000万円で、これはポーカーの歴史上最も高額な参加費用のトーナメントとされています。この参加費用の高さが、限られたプレイヤーしか挑戦することができない理由のひとつです。
ショートデッキポーカーを採用
Triton Poker(トリトンポーカー)のユニークな特徴として、多くのイベントでショートデッキポーカーが採用されている点があげられます。別名「6+ホールデム」とも呼ばれ、デッキから2〜5のカードを除外し、計36枚のカードのみ使用されます。これにより、特定のハンドが成立する確率や役の強さが変わり、よりアグレッシブなゲームになります。
近年、ショートデッキポーカーは人気が高まっており、Triton Poker(トリトンポーカー)はその人気の高まりに大きな影響を与えているといえるでしょう。
チャリティーイベントを積極的に開催
Triton Poker(トリトンポーカー)は、チャリティー活動を目的としたトーナメントを数多く開催していることも特徴です。例えば、先述した2019年の「Triton Million for Charity」では、約1億6,000万円もの驚異的な参加費用が設定されましたが、2,700万 ポンド(約50億円)もの寄附金が集まり、その15%をワンドロップ財団に寄付しています。
Triton Poker(トリトンポーカー)は、ポーカーの魅力を世界中に発信するだけでなく、ポーカーを通じて地球規模でのチャリティー活動も積極的に行っているイベントなのです。
2023年3月にはTriton Poker(トリトンポーカー)がアジアで開催
2023 年 3 月ベトナムにて、世界中のハイローラーたちが集まる「Triton Super High Roller Series」が開催され、Triton Poker(トリトンポーカー)がアジアにて行われました。
このイベントは、2023 年 3 月 1 日～3月13 日まで、ベトナム・クアンナムにある「Hoiana Resort & Golf」で開催されています。イベントの様子は「Triton Poker Plus」というアプリで発信され、注目のテーブルやファイナルテーブルでの戦いは、アプリやYouTubeで視聴することが可能です。
また、Triton Poker Series Vietnam 2023には、日本からもJOPT(Japan Open Poker Tour)とプロ契約を行っている一ノ瀬公聖氏が参戦しています。Masashi Oya氏も2023 年 3 月 4日に開催された「Mystery Bounty」に出場し、14位入賞で約360万円の賞金を獲得しました。
世界中から注目を集めているTriton Poker(トリトンポーカー)のメインイベントで、日本人がファイナルテーブルに座る日もそう遠くはないかもしれません。なお、各イベントの様子は以下の公式YouTubeチャンネルで配信されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
Triton Poker YouTubeチャンネル：https://www.youtube.com/@TritonPoker
Triton Poker(トリトンポーカー)の参加方法・参加費用
Triton Poker(トリトンポーカー)の参加方法や参加費用については、以下のとおりとなっています。
Triton Poker(トリトンポーカー)の参加方法
Triton Poker(トリトンポーカー)は、基本的には参加費用を支払えば参加することができます。ただし、イベントによって参加方法は異なるため、参加を希望する場合は公式サイトを確認しておきましょう。
また、Triton Poker(トリトンポーカー)は、世界で最も人気があると言われているオンラインポーカーアプリ「GG Poker」と提携しています。一部のイベントでは、GG Poker内でサテライトが開催されており、これを勝ち抜くことができればイベントに参加することが可能です。高額な参加費用が必要なTriton Poker(トリトンポーカー)ですが、GG Pokerでサテライトが開催されるようになったことで、夢の舞台に出場できるチャンスが生まれています。
Triton Poker(トリトンポーカー)に参加してみたい方は、ぜひGG Pokerのサテライト情報もチェックしてみてください。
Triton Poker(トリトンポーカー)の参加費用
これまでお伝えしてきたとおり、Triton Poker(トリトンポーカー)は世界でも特に高額な参加費用を要するポーカートーナメントです。イベントの種類によって参加費は大きく異なりますが、最も参加費が低いサイドイベントでも約200万円からとなっています。
また、2023年にモンテカルロで開催されたTriton Poker(トリトンポーカー)では数多くのイベントが行われ、参加費用もさまざまです。例えば、招待制イベントの参加費は$200,000(約2,400万円)、メインイベントは$125,000(約1,500万円)、その他のイベントでは$25,000(約300万円)～$50,000(約600万円)の参加費用が設定されています。
参加費用は高額ですが、入賞した場合に獲得できる賞金も高額となっているため、世界中から多くのプレイヤーが参加しています。
Triton Poker(トリトンポーカー)の賞金額
Triton Poker(トリトンポーカー)の賞金額は、ポーカートーナメントの中でも世界トップクラスです。
例えば、2019年にロンドンで開催されたイベントでは、参加費が約1億6000万円で、54人のプレイヤーが参加したため、プールされた賞金は約81億円(£54,000,000)に達しました。そして、優勝したアメリカのブライン・ケニー(Bryn Kenney)は約25億円(£16,775,820）もの賞金を獲得しています。これは、Triton Poker(トリトンポーカー)で最も高額な賞金額であり、当時のポーカー史上最高額の賞金でした。
Triton Poker(トリトンポーカー)における獲得賞金総額は、ブライン・ケニー(Bryn Kenney)が$37,597,151(約45億円)でトップ、ジェイソン・クーン(Jason Koon)が$25,842,959（約31億円）で2位、アーロン・ザン(Aaron Zang)が$18,319,820(約22億円)で3位となっています。
なお、生涯獲得賞金ランキングで世界1位のブライン・ケニー(Bryn Kenney)は、その賞金額が約95億円($ 65,075,692)となっていますが、そのうち約45億円をTriton Poker(トリトンポーカー)で獲得しています。このことからも、Triton Poker(トリトンポーカー)がいかに世界トップクラスのプレイヤーから注目されているイベントであるかを理解できるでしょう。
まとめ
今回は、世界一のハイローラートーナメントであるTriton Poker(トリトンポーカー)について、概要やイベントの特徴、参加方法や賞金額などについて解説しました。Triton Poker(トリトンポーカー)には、莫大な賞金を手にするために世界中のトッププレイヤーたちが集結します。また、一部のイベントではオンラインサテライトも行われているため、本記事を読んで興味を持った方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
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