ポーカーを始めたばかりで、やり方や解説を調べてみたものの、専門用語ばかりでよくわからないと感じていませんか。ポーカーを上達させるには、よく使われる用語を押さえておくことが大切です。
今回は、ゲームの流れ編、アクション編、ポジション編に分けて、ポーカーでよく使われる用語を解説します。
ポーカーの用語集|ゲームの流れ編
まず、ゲームの流れの中でよく使われる、プリフロップ、フロップ、ターン、リバー、ショーダウンの5つの用語について解説します。
プリフロップ
テキサスホールデムでは始めにプレイヤー全員に2枚のハンド(手札)が配られます。プリフロップとは最初のハンドがプレイヤー全員に行き渡った状態のことです。次のラウンドで公開されるカードがフロップと呼ばれ、その前に配られるためプリフロップといいます。
フロップ
最初のハンドがプレイヤーに配られた後に、場にオープンした状態で3枚のカードが配られます。この公開されたカードがフロップです。
ターン
フロップで場に公開された3枚のカードのほかに、2枚のカードが場に公開されていきます。ターンとは、フロップの次にオープンになる1枚のカードのことです。
リバー
リバーとは、ターンの次にオープンして配られる1枚のカードです。テキサスホールデムではターンが最後のオープンカードとなり、合計5枚のカードが公開された状態になります。
ショーダウン
ポーカーでは、最終的に残ったプレイヤー同士がそれぞれのハンドを見せ合います。ショーダウンとは、カードを見せ合って勝敗を決めることです。最終ベット(チップを置いて賭けること)後にショーダウンが行われます。
ポーカーのやり方や流れについては以下の記事で詳しく取り上げていますので、こちらも参照してみてください。
ポーカーの用語集|アクション編
ポーカーではゲーム内のアクションにもさまざまな用語があります。ここではよく使われる代表的な用語、ベット、オールイン、コール、チェック、レイズ、リンプ、フォールドの7つを見ていきましょう。
ベット
チップを賭けることをベットといいます。ただし、強制参加でベットするブラインドポジションが支払うチップはベットにはなりません。ラウンドにおいて、ほかのプレイヤーがベットしていないときのみベットできます。
オールイン
オールインとは、保有している自分のチップすべてをベットすることです。一度オールインすると、そのプレイヤーは、ベットやコール、フォールドなどの追加のアクションができません。そのため、自動的にショーダウンまで残ることになります。
コール
コールは、自分の前のプレイヤーが賭けたチップと同じ額のチップを賭けることです。コールが多いとコーラーといわれることもあります。
チェック
チェックとは、ベットやコール、フォールドなどを行わずにプレイヤーがアクションを終了することです。チェックできるのは、ベットされていないとき、あるいはベットしたプレイヤーのチップが同額であるときに限られます。
レイズ
レイズは、ほかのプレイヤーのベット額より多くのチップを賭けることです。ハウスルールでラウンドあたりのレイズに制限がかけられることがあり、通常は3~4回までのレイズとなります。なお、相手のレイズに対して再度レイズすることをリレイズと呼びます。
リンプ
各プレイヤーのハンドに2枚カードがあるフリフロップでの最初のコールをリンプといいます。リンプインは、リンプと同じ意味で使われる言葉です。
フォールド
フォールドは、チップを賭けずにラウンドから降りることです。フォールドは戦略のひとつでさまざまなケースが考えられます。
例えば、ハンドが弱いときや役が作れそうにないとき、ほかのプレイヤーの役が強そうなとき、などです。フォールドしたプレイヤーは、次のラウンドのゲームから再び参加することになります。
ポーカーの用語集|ポジション編
ポーカーでは、アクションの順番が決まっています。ポーカーテーブルで座る位置やアクションターンの位置のことをポジションと呼びます。また、ポジションごとに決まった用語があるのが特徴です。
ここでは、アンダーザガン、アーリーポジション、ミドルポジション、レイトポジション、ボタン、ブラインドの代表的な6つのポジションを解説します。
アンダーザガン
アンダーザガン(Under the Gun・UTG)は、1番目にアクションするポジションです。位置はビッグブラインドの左側になります。
最初のアクションとしてレイズを選択した場合、次のラウンドでも初めにベットしなくてはなりません。一般的に、不利なポジションとして知られています。
アーリーポジション
アーリーポジション(Early Position・EP)はアンダーザガンのように特定のポジションを指すのではなく、初めのラウンドにおいて早くアクションが回ってくるポジションを指す言葉です。
アンダーザガンと左隣のポジションを基本的にはアーリーポジションとしますが、参加人数が少ないゲームではポジションとして数えません。
ミドルポジション
ミドルポジション(Middle Position・MP)は参加者のうち真ん中あたり、ディーラーとは対面の位置にくるようなポジションのことです。
参加者が最大の場合は、アーリーポジションの後から3席がミドルポジションになります。
レイトポジション
レイトポジション(Late Position・LP)も特定の位置ではなく、プレイヤーが座る特定の範囲を表した言葉になります。次に紹介するカットオフとボタンのことで、ミドルポジションの次にあたるポジションです。
レイトポジションはベットなしでフォールできる最後のポジションであり、ラウンドのアクション順が遅いことから有利とされています。
ボタン
ボタン(Button・BTN)はディーラーボタン・ディーラーと表現されることもあります。ミドルポジションの次にくるカットオフの左隣のポジションです。
参加するプレイヤーの位置を分かりやすくする意味で、ボタンのテーブルの上には最初にディーラーの目印が置かれます。この目印は不動ではなく、ゲームごとに1つずつ左側に回っていくものです。
ブラインド
ブラインド(Blind)は、ボタンの左隣に位置するポジションで、ゲームには強制参加となります。ゲームを開始する前にベット額を決めるのもブラインドの特徴です。ブラインドには、スモールブラインドとビッグブラインドのふたつのポジションがあります。
スモールブラインド(Small Blind・SB)はボタンの左隣でゲーム開始前に少額のベットをするポジションで、ビッグブラインドはその左隣でスモールブラインドの2倍を賭けるポジションです。
ビッグブラインド(Big Blind・BB)は、テーブルで最後にアクションをする位置になります。ビッグブラインドのコールは最初に賭けた額と同額であるため追加でのチップは要求されません。
ポーカーの用語を覚えつつ、さらに強くなるために勉強をしたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
ゲームの流れでよく使われる用語、ゲーム内のアクションで使われる用語、ゲーム内のポジション(プレイヤーの位置)を示す用語に分けて、ポーカーの代表的な用語を紹介しました。
ポーカーでは普段聞き慣れない用語が使われるほか、略称だけで表現されることもあります。用語を知っていないとポーカーの解説も理解できないので、まずは今回取り上げた代表的な用語を理解しておきましょう。
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