ポーカーをリアルで楽しむときは、「ポーカーフェイス」を身につける必要があります。顔の表情やしぐさに気をつけて、上手に手の内を隠しましょう。
今回は、ポーカーをプレイするときのポーカーフェイスの作り方や必要性を詳しくご紹介します。上達のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ポーカーフェイスとは
ポーカーフェイスとは、自分の感情を表に出さずに対応することをいいます。ゲームの世界でいうポーカーフェイスは、無表情や無感情とは別物です。あくまでも無関心なふり、演技だと考えましょう。
ポーカーは単なるカードゲームではなく、心理戦です。カードを引いたときにニヤニヤしていたりがっかりしたりしていると、手の内を読まれ、負けてしまうかもしれません。感情を表にださないように意識することで、勝率を上げるスキルがポーカーフェイスなのです。
ポーカーフェイスで規律的にゲームをすすめると、周りを自分のペースに巻き込めるようになり勝利を目指せます。逆に、あえて驚いたり不安げな様子をみせたりするといった、相手にブラフを仕掛ける高度なテクニックもしやすくなります。
ポーカーフェイスは意識して自らの感情を行動や表情に出さないスキルです。訓練で身につけられるので、リアルでポーカーをする方はぜひ習得にチャレンジしてください。
ポーカーフェイスのやり方
それでは、ポーカーフェイスのやり方を見ていきましょう。
ポーカーは強い手札を集めるだけでなく、心理戦で勝利を目指せるゲームです。手札がそれほど強くなくても、状況によっては勝利も夢ではありません。ゲームに勝つために、感情を表に出さないコツを覚えておきましょう。
視線を動かさない
感情を相手に悟られないためには、視線を固定する必要があります。人間は、どうしても気になる部分を見てしまいがちです。視線がちらちら動いていると、隠しているつもりでも相手に感情が読まれやすいので気をつけましょう。
一般的に平常心のときは、人間の黒目は瞳の中央からほとんど動きません。逆に、緊張していたりなにかを隠そうとしていたりするときは視線が定まらず、動揺を相手に悟られやすい傾向があります。
ポーカーフェイスをするときは安定した中立の状態を保ちましょう。どうしても視線が動いてしまう場合は、テーブルの上のコインや時計などに視線を定めて、黒目を動かさない工夫をしてください。
何も考えないようにする
ゲーム中に頭をからっぽにして、あえてなにも考えないようにするのもポーカーフェイスを作るコツのひとつです。心を動かさずに、中立のスタイルをキープしてください。
人間の感情は視線の動き以外にも、唇のゆるみや締まり、口角や眉毛の上がり下がり、目の大きさ、おでこやあごのシワ、手足の動きといったさまざまな部位にあらわれます。これは、相手の表情やしぐさから手札を読み取るとき、嘘を見抜くときにも使える知識です。
人間はなにか考えごとをしていると、気をつけているつもりでも目や口元が動きがちです。心の中を「無」にして、表情やしぐさから感情を読まれるのを防ぎましょう。
とはいえ、プレイ中になにも考えないようにするのは簡単ではありません。「考えないようにしよう」と意識すればするほど、そのことが頭から離れなくなってしまうもの。なかなか心を無にできなくて、悩んでしまう方は多くいます。
ですが、繰り返し訓練すれば切り替えができるようになり、中立の表情を保てるようになるので心配はいりません。まずは、「考えてはいけない」という意識を弱める練習からはじめましょう。
ただ、なにも考えない方が良いとはいえ、プレイ中は戦略を練るのが欠かせません。表情やしぐさは固定したまま頭のなかだけはしっかり動かして、相手の話や状況を把握するのに努めましょう。
反対のことを考えるようにする
なにも考えないようにするのが難しい場合は、まったく別の内容を考えてみるのも良い方法です。ゲーム中にまわりのプレイヤーと同じことを考えてしまうと感情が表に出やすく、ポーカーフェイスを維持するのが難しくなります。
ゲーム参加中は、できるだけ相手の話や感情とは反対の物事を考えましょう。すぐに頭の中を切り替えるのは難しいため、リアルでゲームを繰り返して練習してください。
ポーカーフェイスでいることのメリット
感情を隠すポーカーフェイスはゲームの勝率を上げるだけでなく、ビジネスの場でも役に立ちます。覚えておいて損はないので、顔やしぐさのコントロール法を覚えてみてください。ここからは、ポーカーフェイスでいるメリットをみていきます。
自分の考えを悟られにくい
感情を表に出さないようにすると、自分の考えをまわりに悟られにくくなります。思考パターンが読まれにくくなるのは、ゲームをするうえでの最大のメリットではないでしょうか。
ビジネスにおいて、交渉の場や商品開発でプレゼンするときなど、思考を読まれてしまうと不利になるシーンは多々あります。ポーカーフェイスで乗り切って「あの人は何を考えているか分からない」と相手に思われたら成功です。
周りの空気をよく読める
ポーカーフェイスで必要以上に意識を集中させない工夫をすると、まわりを客観的に眺められるようになります。まわりの空気が読めれば素早い状況判断ができ、さまざまなトラブルやアクシデントを回避するのに役立ちます。
最初は、視線の動きや思考をコントロールするのに精一杯かもしれませんが、慣れてくると、会話中でも周囲の動向に目が向くようになります。ゲーム中もほかのプレイヤー同士の会話内容が自然と耳に入ってきて、状況判断に役立つので、前向きに取り組んでください。
冷静沈着でいられる
ポーカーフェイスの人には、「冷静沈着」といったクールなイメージがあります。感情を表に出さないように心がければ、常にどんな場面でも冷静沈着な自分を演じられます。
プレイ中も常に冷静な行動や表情を保てれば、ひっ迫した状況に追い込まれても相手に悟られずに済みます。ここぞという勝負にでるときに強い自分を装えるのは、ビジネスの場でも大きなメリットです。
【ポーカーフェイス】ゲームの経験値も必要
感情を隠すポーカーフェイスは、ゲームの勝率をあげるスキルのひとつです。しかし、感情は無意識に表情やしぐさにでてしまうため、隠すのは簡単ではありません。ゲーム中にポーカーフェイスを装うためには、繰り返しリアルでプレイして実践を積むのが早道です。
ポーカーをしているとプレッシャーを感じたり、相手からブラフをかけられたりと、思わず感情がでてしまうシーンがあります。こういった厳しい場面でうまく感情を隠すためには、表情やしぐさをコントロールできるように訓練して、ポーカーフェイスに慣れておく必要があります。
同時に、相手の嘘を見抜く目を養うことも大切です。ポーカーフェイスを習得すればまわりを冷静に見て強い自分を演じられます。ポーカーフェイスで相手のブラフを見抜き、逆に相手を混乱させるシグナルを送ることができれば、ゲームの勝率も上がるでしょう。
まとめ
ゲーム中に、感情が顔やしぐさに出ると、手の内を相手に知られてしまうリスクがあります。ポーカーフェイスをマスターして、どんなカードがきても表情を変えずにプレイに臨みましょう。
ポーカーフェイスはイカサマとは異なる、知的な戦略のひとつです。マスターすると勝率アップだけでなく、より緊張感のあるプレイを楽しめるようになるので、ぜひ前向きに取り組んでみてください。
なお、ポーカーのプレイ中に気をつけるべきイカサマについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてポーカーを学ぶうえでの参考にしてみてください。
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